コンタクトレンズに慣れるまで何日?違和感が続くときの対処

初めてコンタクトレンズを使うとき、「何日くらいで慣れるのだろう」「ゴロゴロするけれど、このままつけていて大丈夫?」と不安になることがあります。目にレンズをのせる感覚だけでなく、つけ外しに時間がかかることにも戸惑いますよね。

慣れるまでの期間には個人差があり、約1週間という目安もあります。ただし、これは痛みや充血を我慢してよい期間ではありません。眼科で指示された短い装用時間から始め、目の状態に合わせて進めることが大切です。

この記事では、コンタクトレンズに慣れるまでの考え方、無理のない装用の進め方、違和感が続くときに確認したい点を解説します。すでに痛み・充血・見えにくさがある方は、慣れを待たずに使用を中止し、眼科へ相談してください。

コンタクトレンズに慣れるまで何日かかる?

「何日目には一日中使える」と分かれば、学校や仕事の予定も立てやすいですよね。しかし、装用感の変化や使える時間は、レンズの種類と目の状態によって異なります。日数はあくまで見通しを立てるための目安と考えましょう。

約1週間という目安はあるが、全員に当てはまるわけではない

メニコンは、個人差があることを前提に、約1週間で快適に装用できるようになると案内しています。また、初日から長くつけるのではなく、眼科医の指導のもとで5日〜1週間ほどかけて装用時間を延ばす考え方を示しています。

一方、アキュビューも、慣れるまでの期間は人によって異なると説明しています。「友人はすぐ慣れたのに」と比べたり、1週間を過ぎたら自分には使えないと決めたりする必要はありません。

大切なのは、何日経過したかだけでなく、指示された時間を無理なく使えているか、見え方や目の状態に問題がないかです。予定どおりに進まないときは、時間を延ばす前に処方を受けた眼科に確認しましょう。

参考サイト:メニコン「コンタクトレンズに慣れるまで」
参考サイト:アキュビュー「コンタクトの使い方:悩み・トラブル」

ソフトとハードでは装用感が異なる

ソフトレンズは水分を含んだやわらかい素材で、一般に初めてでも慣れやすい特徴があります。ハードレンズは硬い素材のため、装用したときにレンズの存在を感じやすく、慣れるまでに時間がかかることがあります。

ただし、交換期間だけで「何日で慣れるか」を分けることはできません。ワンデー・2週間交換という名称は交換のルールを表しており、自分に合った装用感かどうかは別に確認する必要があります。

レンズの区分装用感を考えるポイント慣れるまでの注意点
ソフトレンズやわらかく、初めてでも慣れやすい傾向がある違和感が少なくても、指示された時間を超えない
ハードレンズ硬い素材のため、初めは異物感を意識しやすい痛みまで「ハードだから当然」と考えない
ワンデー・2週間交換など使用・交換する期間の違いを表している交換期間だけで慣れる日数や適合性を決めない

レンズ選びでは、扱いやすさ、見え方、目との相性、生活の中で続けられるケアも関係します。まだ検査を受けていない場合は、初めてのコンタクトレンズの検査・購入の流れを確認してください。

参考サイト:メニコン「はじめてのコンタクトレンズを選ぼう!」

つけ外しへの慣れと、目の不調を分けて考える

「慣れない」という言葉には、いくつかの困りごとが含まれます。鏡の前でつけるのに時間がかかる、目に近づく指を見てまばたきしてしまうなど、操作への戸惑いもその一つです。こうした場合は、眼科で手順をもう一度見てもらうことが役立ちます。

一方、レンズをつけると痛い、片目だけ赤くなる、視界がかすむといった変化は、操作に不慣れなことだけでは説明できません。「自分が怖がりだから」「練習不足だから」と片づけず、症状として相談しましょう。

日本眼科医会は、コンタクトレンズの使用で違和感・充血・痛み・視力低下などがある場合に、使用を中止して早急に眼科を受診するよう案内しています。初日であっても同じです。

参考サイト:日本眼科医会「コンタクトレンズ関連情報」

慣れるまでは、装用時間をどう増やせばよい?

早く使いこなしたい気持ちがあっても、長時間つけ続けることを練習にしないようにしましょう。最初に決めておきたいのは、その日の装用時間と、外した後に使うメガネです。

一律の時間割ではなく、処方時の指示に合わせる

装用開始時の時間や、翌日以降に増やす幅は、使用製品や目の状態によって変わります。インターネット上の「初日は何時間」という例を、そのまま自分の予定に当てはめないでください。

眼科では、「初日は何時間までか」「次の日からどう延ばすか」「途中で違和感が出たらどうするか」を確認しておくと、自宅でも判断しやすくなります。説明を忘れた場合は、長めに使って様子を見るのではなく、処方元に問い合わせましょう。

毎日の進め方は、次のように整理できます。

  1. 装用前に目の充血や目やに、レンズの傷・汚れなどがないか確認します。
  2. 眼科で指示された時間をもとに、つける時刻と外す予定時刻を決めます。
  3. 装用中に異常があれば、予定時刻まで待たずに使用を中止します。
  4. 実際に使った時間と気になった点を記録し、問題があった日は自己判断で翌日の時間を増やさず相談します。

スマートフォンのアラームなどで外す時刻を知らせるようにすると、作業に集中していても気づきやすくなります。記録は詳しい日記でなくても、「午前中に使用、2時間ほどで右目に違和感」といった短いメモで十分です。

参考サイト:日本コンタクトレンズ協会「コンタクトレンズの使用方法について」
参考サイト:アキュビュー「コンタクトレンズの装用時間の目安」

最初から学校・仕事の一日分を目標にしない

通学や通勤から帰宅まで、ずっとレンズを使う必要がある予定を組むと、途中で外しにくくなります。慣れるまでは、メガネに切り替えられる場面を選び、つけ外しの時間にも余裕を持たせましょう。

例えば、初めて使う日に大切な外出を重ねるより、手順を落ち着いて確認できる日に始めるほうが、困ったときに対処しやすくなります。外出時はメガネを携帯し、レンズを外しても過ごせるようにしておくと安心です。

また、問題なく使えた日があっても、装用時間を自由に増やせるわけではありません。終日装用と連続装用の違いや、慣れた後の時間管理は、コンタクトレンズの装用時間と使い方の違いで詳しく解説しています。

参考サイト:アキュビュー「コンタクトレンズの装用時間の目安」

違和感が続くときに考えられる原因

レンズの存在を意識しやすい初期には、何が普通なのか分かりにくいものです。ただ、違和感をすべて「まだ慣れていないから」と判断すると、使い方の問題や目の異常を見逃すことがあります。

裏表・左右の間違い、汚れや傷がないか

ソフトレンズを裏返しにつけると、ずれや異物感、見えにくさの原因になることがあります。製品の説明にあるふちの形や識別マークを、装用前に確認しましょう。識別マークの有無や見方は製品によって異なります。

また、手に残った化粧品などの汚れや、レンズに付いた傷も不快感につながります。慣れないうちは装用に集中しがちですが、レンズの状態と左右の確認も手順に含めてください。

装用後に違和感が出た場合は、目をこすって位置を直そうとせず、一度使用を中止します。異常のあるレンズを何度もつけ直して原因を試すことは避けましょう。一度外したワンデーレンズは、洗って再使用できません。

参考サイト:アキュビュー「ユーザーガイド:コンタクトレンズに関する情報」
参考サイト:アキュビュー「目のゴロゴロ・異物感の原因と対処」

乾燥や作業環境が影響していることもある

目の乾きは、涙の状態だけでなく、画面を見続けてまばたきが少なくなることや、空調の風が当たることでも生じます。「朝は気にならなかったのに、パソコン作業中に乾く」というように、場所や作業との関係を振り返ると相談の手がかりになります。

乾燥感が続く場合、目薬でしのぎながら装用時間を延ばすことは避けてください。レンズの装用を休むことや、目の状態の確認が必要な場合もあります。

目薬を使うときは、使用中のレンズに対応する製品かを確認し、眼科医や薬剤師に相談しましょう。「コンタクト用」と思い込まず、添付文書の対象レンズと使用方法を確認することが大切です。

参考サイト:アキュビュー「コンタクトレンズで目が乾く原因と乾燥対策」

レンズの合い方や、目そのものの状態も確認する

つけるたびにずれる、見え方が安定しない、疲れやすい場合は、度数やレンズのフィッティングなどを確認する必要があります。フィッティングとは、レンズが目の上で適切な位置や動きになっているかという、目との合い方のことです。

また、角膜や結膜の炎症、ドライアイなどでも異物感が生じることがあります。症状だけで原因を決めることはできないため、商品の口コミを頼りに買い替える前に眼科で相談してください。

「乾燥するなら水分の多いレンズにすればよい」「高いレンズなら慣れやすい」とは一概にいえません。眼科では、目の状態、視力、レンズの位置や動きなどを確認し、必要に応じて種類・規格や使い方を見直します。

参考サイト:日本コンタクトレンズ協会「コンタクトレンズの使用方法について:定期検査」
参考サイト:アキュビュー「目のゴロゴロ・異物感の原因と対処」

我慢せず外す症状と、眼科へ相談する目安

「もう少し待てば慣れるかも」と考える前に、症状が出ているかを確認しましょう。受診の判断は、使い始めて何日目かではなく、今の目の状態を優先します。

痛み・充血・見えにくさがあるときは待たない

次の表は病名を判断するものではなく、困ったときの行動を整理したものです。片目だけの症状でも、両目ではないから問題ないとは考えないでください。

今の状態取る行動避けたい対応
痛み・充血・異物感・かすみがある使用を中止し、早急に眼科へ相談する1週間経つまで我慢する
強い痛みや急な見え方の低下がある速やかに受診できる眼科へ連絡する次の定期検査まで待つ
外した後も症状が残る、つけるたびに繰り返す再装用を控え、経過を伝えて診察を受ける新しいレンズで何度も試す
症状はないが、つけ外しがうまくできない処方元で装用指導を受け直す爪や力を使って無理に操作する

外すときは手を清潔にし、眼科で教わった方法で行います。レンズが外せない場合は、強く引っ張ったり目を何度も触ったりせず、眼科へ連絡してください。時間外に強い症状がある場合も、対応できる受診先に電話で相談しましょう。

参考サイト:日本眼科医会「コンタクトレンズ関連情報」
参考サイト:アキュビュー「よくあるご質問:レンズがはずれないとき」

「いつ・どちらの目に・何を感じたか」を伝える

診察では、「何となく合わない」だけでなく、困った場面を具体的に伝えると、確認するポイントを共有しやすくなります。手元に分かる範囲で、次の情報を整理しておきましょう。

  • レンズの製品名、使い始めた日、実際の装用時間。
  • 片目か両目か、つけた直後か数時間後か。
  • ゴロゴロ・乾燥・痛み・かすみなど、感じた症状。
  • レンズを外した後の変化と、普段のケア方法。

情報をそろえるために、受診を遅らせる必要はありません。箱やケア用品の名前がすぐに分からなければ、分かることから伝えてください。

相談した結果、装用時間を短くする、別のレンズを検討する、目の治療を優先するなど、対応は人によって異なります。使用自体に不安がある場合は、コンタクトレンズが向かない場合の判断と代替手段も参考になります。

無理なく使い始めるために整えたい習慣

慣れる早さを競うより、毎日の手順を落ち着いて行えるようにすることが大切です。元気な日も忙しい日も同じように守れる、基本の習慣を整えましょう。

つけ外しとケアを、レンズの種類に合わせて覚える

手を石けんで洗い、水気を拭いてからレンズに触れることを習慣にしてください。爪を短く整え、爪先で目やレンズを傷つけないようにします。装着に時間がかかっても、焦って清潔な手順を省かないことが大切です。

つけ外しの方法は、ソフトとハードで異なります。別の種類の説明をまねず、処方されたレンズで練習しましょう。外し方に不安を残したまま長時間の外出に使うより、眼科でできるようになるまで教えてもらうほうが、困ったときにも対応しやすくなります。

再使用するレンズは、指定の洗浄・すすぎ・消毒・保存を行い、ケースも清潔に管理します。ワンデーは外したら再装用せず、2週間交換などは使用日数が少なくても指定の交換期間を守ってください。

参考サイト:日本コンタクトレンズ協会「コンタクトレンズの使用方法について」
参考サイト:アキュビュー「コンタクトの使い方」

画面作業・空調・睡眠の前に、目を休める工夫をする

スマートフォンやパソコンを使うときは、集中してまばたきが減っていないかを意識し、こまめに画面から目を離しましょう。エアコンや扇風機の風が顔に直接当たる場合は、風向きや座る位置を調整します。

また、帰宅後はメガネに切り替えるなど、外すタイミングを生活の中に作ると、つけたまま寝てしまうことを防ぎやすくなります。初めて使う方が、慣れるために就寝中も装用することは避けてください。

使い心地がよくなっても、指示された定期検査は必要です。慣れたという感覚だけでは、目やレンズに異常がないことまでは確認できません。次回の受診日と、困ったときの連絡先も把握しておきましょう。

参考サイト:アキュビュー「目のゴロゴロ・異物感の原因と対処」
参考サイト:日本コンタクトレンズ協会「コンタクトレンズの使用方法について」

まとめ

コンタクトレンズに慣れるまでには個人差があり、約1週間という目安も、全員に当てはまる期限ではありません。ソフト・ハードの装用感の違いや目の状態を踏まえ、眼科で指示された短い時間から無理なく始めましょう。

つけ外しへの戸惑いと、痛み・充血・見えにくさなどの症状は分けて考えることが大切です。異常があれば日数を待たずに使用を中止し、早急に眼科へ相談してください。違和感が続く場合は、裏表や汚れ、乾燥、レンズの合い方などを確認してもらいましょう。

メガネを携帯し、装用時間と気になった点を記録しておくと相談にも役立ちます。早く長時間使うことより、正しい手順と定期検査を続け、自分の目に合った使い方を見つけることが大切です。

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