メガネで横髪が浮くのはなぜ?フレーム幅とテンプルの見直し方

「メガネをかけると、こめかみの横だけ髪が浮く」「朝は整っていたのに、かけ直すたびに横髪が広がる」。こんなときは、髪のセットだけでなく、メガネのテンプルと髪がどこで重なっているかを見てみましょう。

テンプルは、フレームの横から耳に向かって伸びる「つる」の部分です。ここが髪の下に入り込んで押し上げている場合もあれば、フレーム幅やかけ具合が合わず、髪との干渉が目立っている場合もあります。

まずは無理なくかけ直し、髪の浮きに加えて、こめかみの圧迫や耳の痛みがないかを確認することが大切です。この記事では、横髪が浮く原因、自宅でできる整え方、眼鏡店での調整とフレーム選びのポイントを紹介します。

メガネで横髪が浮くのはなぜ?

横髪が浮いて見える場所には、髪の長さや流れ、テンプルの太さ・位置、メガネのかけ方が関係します。「髪質が悪い」「メガネが小さい」と一つに決めつけず、かける前後で何が変わるのかを見ていきましょう。

テンプルが髪の下を通り、外側へ押し出している

メガネをかけるときにテンプルが横髪の下へ入り込むと、その部分だけ髪が持ち上がることがあります。こめかみ付近が膨らむ、耳の手前で毛先が外へ向くなど、浮き方は髪の長さやテンプルの通る位置によって異なります。

確認したいのは、正面の縁の太さだけでなく、髪が実際に触れる横の部分です。テンプルの厚み、付け根の位置、耳に向かう形状を見てみましょう。正面が太いフレームでも横は細いものがありますし、縁なしでもテンプルが髪に当たる場合はあります。

テンプルはメガネを支える部品でもあります。髪との接触をなくそうとして、耳にきちんとかけずに使うのは避けてください。

参考サイト:HOYAビジョンケア|フレームのコト

フレーム幅やテンプルの開きが顔に合っていない

顔幅に対してフレームが狭く、かけるとテンプルが外へ大きく開く場合は、髪との位置関係に加えてフィット感を確認したい状態です。こめかみを押される、耳の後ろが痛い、メガネが安定しないといった違和感があれば、髪だけを直して済ませないようにしましょう。

ただし、テンプルには元からカーブのあるデザインや弾力を利用する設計もあります。「外に開いて見える=サイズが小さい」と写真だけで判断することはできません。購入店で、そのフレームの設計と実際のかけ具合を見てもらうとよいでしょう。

フィッティングでは、顔幅に合うテンプルの幅、耳への当たり方、鼻パッドの高さや角度などを組み合わせて調整します。髪が浮く部分だけでなく、鼻から耳までの支え方を確認することが大切です。

参考サイト:HOYAビジョンケア|眼鏡のフィッティング

髪の長さや流れ、かけ外しの動作が重なっている

髪を下ろしたときだけ浮く、耳にかけると目立たなくなるなど、同じメガネでも髪の位置によって見た目は変わります。毛先がちょうどテンプルに当たる長さなのか、耳の上で髪がたまっていないかも見てみてください。

朝からずっと浮いているのか、マスクの着脱やメガネのかけ直しのあとに変わるのかを分けると、見直す動作がわかりやすくなります。ヘッドホンや帽子を外したあとに気になる場合は、それらを使う前後の違いも確認しましょう。

もともとの髪の広がりが気になる場合と、メガネをかけたときだけ一部分が押し出される場合では、相談先も変わります。前者は美容師に髪の整え方を、後者は眼鏡店に接触する位置を伝えると話が進めやすくなります。

横髪の浮きとメガネのかけ具合を確認する

鏡で確認するときは、正面だけでなく横・斜めからも見てみましょう。髪を押さえるためにフレームを下げるのではなく、普段の適切な位置にかけた状態で比べます。

耳掛けに髪を挟んでいないかを見る

「横髪はメガネの内側と外側、どちらに出すのが正解?」と迷う方もいるでしょう。顔の前に残す毛束の見せ方と、耳でメガネを支える部分への髪の挟み込みは、分けて考えると整理しやすくなります。

Zoffは、耳にかかるカーブ部分について、内側に髪を入れず、肌に当たるようにかけることを勧めています。髪を挟んだままでは、調整された位置に耳掛けが収まりにくくなるためです。

横髪をすべて耳にかける必要がある、という意味ではありません。耳掛けを安定させたうえで、前に残したい毛束を整え、正面と横から見た仕上がりを確かめましょう。

参考サイト:Zoff|メガネの正しいかけ方・外し方

気になる状態から、見直す部分を絞る

次の表は、原因を断定するためではなく、確認や相談の順番を決める目安です。髪の浮きと圧迫感が同時にある場合は、かけ具合の確認を先に行いましょう。

気になる状態確認したい部分見直し方・相談先
かけた直後、テンプルの上だけ髪が浮くテンプルと毛束が重なる場所一度外して毛流れを整え、かけ直して比較する
髪が浮くうえに、こめかみや耳が痛いフレーム幅、テンプルの開き、耳掛け眼鏡店でサイズとフィッティングを確認する
マスクやヘッドホンの使用後に乱れる耳周りの重なり、着脱で髪を引っかける場所普段の組み合わせで確認し、必要なら店舗に持参する
メガネを外しても横髪が広がっている髪の長さ・流れ、普段のセット方法メガネを持って美容師に相談する
最近になって、片側だけ急に浮くようになった髪型の変化、メガネの傾きや変形変化した時期を伝え、フレームの状態を点検してもらう

片側だけ浮くときも、左右のテンプルを自分で同じ形に曲げないでください。顔や耳には左右差があり、それに合わせた調整が必要な場合があります。

参考サイト:JINS WEEKLY|メガネの調整方法

自宅でできる横髪の整え方

メガネの形を変えなくても、かける順番や毛束の位置を見直す余地はあります。一度に髪型もフレームも変えるのではなく、今のメガネで何が改善するかを確かめてみましょう。

いったん外してから、毛流れを整えてかけ直す

かけたまま髪を強く引っ張ると、耳掛けや丁番に引っかかることがあります。髪だけでなくメガネも動いてしまう場合は、一度外して整えるほうが確認しやすくなります。

  1. メガネを両手で丁寧に外し、レンズを傷つけない場所に置く。
  2. 横髪を手ぐしやコームで整え、耳掛けに挟まりやすい毛束をよける。
  3. 両手でメガネをかけ、耳と鼻に自然に収まっているかを確認する。
  4. メガネを押し下げずに、顔の前へ残す横髪や前髪を整える。
  5. 正面・横から見て、髪の浮きと、鼻・耳・こめかみの当たり方を確認する。

耳にかけられる長さなら、一部の髪を耳にかけて仕上がりを比べる方法もあります。短い髪を無理に引っ張る必要はありません。整えてもすぐ同じ場所が浮く場合は、その状態を眼鏡店や美容師に見てもらいましょう。

参考サイト:Zoff|メガネの正しいかけ方・外し方
参考サイト:JINS|メガネ・レンズの取扱説明書

スタイリング剤は髪に使い、メガネに付けない

ワックスやバームなどを使う場合は、製品の使い方に沿って髪を整え、付けすぎずに仕上がりを確認しましょう。「この種類なら多毛でも必ず収まる」とは限らないため、普段使い慣れたものから試すと変化を比べやすくなります。

スタイリング剤をメガネの滑り止め代わりに塗ったり、フレームと髪を一緒に固めたりするのは避けてください。JINSの取扱説明書では、整髪料や化粧品などの付着を放置すると、コーティングが剥がれる原因になると案内しています。

スプレーを使うときはメガネを外して離して置き、直接かからないようにします。付着した場合は、そのメガネの取扱説明書に沿って早めにお手入れしてください。特殊な素材など、洗い方がわからない場合は購入店に確認しましょう。

参考サイト:JINS|メガネ・レンズの取扱説明書

ブローはメガネを外し、髪型の相談にはメガネを持参する

ドライヤーやヘアアイロンで横髪を整える際も、メガネに熱風や高温部分を当てないように外しておきます。髪のセットに使う熱と、眼鏡店で行うフレームの調整は別のものです。ドライヤーでテンプルを温めて、髪に沿う形へ曲げるのは避けてください。

髪を切る場合は、美容師に普段のメガネを見せ、「耳の前のこの部分が浮く」「横髪を全部耳にかけるのは避けたい」など、困っている場所と希望を伝えるとよいでしょう。

レイヤーを入れる、短くする、毛量を減らすといった方法が、すべての髪に適するわけではありません。カットを決める前に、メガネをかけた状態で毛先がどこに当たるかを一緒に確認してもらいましょう。

参考サイト:JINS WEEKLY|メガネの調整方法
参考サイト:JINS|メガネ・レンズの取扱説明書

眼鏡店で調整するときのポイント

髪を整えても干渉が強い場合や、痛み・ずれもある場合は、購入店などでフィッティングを確認してもらいましょう。髪型の悩みでも、実際にかけた状態を見てもらうことが役立ちます。

普段の髪型で、浮く場所と圧迫感を伝える

来店時は、できる範囲で普段に近い髪型にしておくと、気になる状態を再現しやすくなります。「横髪が浮く」だけでなく、テンプルの付け根なのか、耳の手前なのか、片側だけなのかも伝えてみてください。

マスクやヘッドホンとの併用時だけ困るなら、それらを持参して確認する方法もあります。髪をよけた状態での基本的なかけ具合と、普段の装着状態の両方を見てもらいましょう。

調整後は横髪の見た目に加えて、こめかみ・耳の圧迫がないか、下を向いたときにずれないか、見え方に違和感がないかも確認します。髪を避けるためにメガネの位置を変えすぎると、レンズと目の位置関係にも影響するためです。

参考サイト:HOYAビジョンケア|眼鏡のフィッティング

調整で整う部分と、選び直しが必要な部分を分ける

テンプルの開きや耳掛けの位置など、調整によって見直せる部分はあります。ただし、素材やデザインによって動かせる範囲は異なり、すべてのフレームを大きく広げられるわけではありません。

JINSも、商品の素材やデザインによって調整範囲が限られると案内しています。幅が合わない、テンプルの厚みや付け根の位置が髪と重なるなど、調整だけでは希望の状態にできない場合は、別のサイズや形を試着して比較しましょう。

他店購入品への対応や料金、修理の要否は店舗と状態によって異なります。まずは購入店へ相談し、必要に応じて対応できる店舗を確認してください。自分でテンプルを強く広げる方法は、破損や変形につながるため避けましょう。

参考サイト:JINS|フィッティング・かけ具合の調整
参考サイト:JINS|メガネ・レンズの取扱説明書

横髪と干渉しにくいメガネの選び方

買い替える場合も、「細いフレームを選べば解決」と決めず、実際に髪が当たる場所とフィット感を見て選びましょう。今のメガネを持参して比べると、違いがわかりやすくなります。

正面のデザインだけでなく、テンプルの厚みと位置を見る

細いテンプルを候補にするのは一つの方法ですが、太さだけで浮きにくさは決まりません。細くても髪の流れと重なる位置を通れば、毛束が持ち上がることがあります。

反対に、太めでも自分の髪型と無理なくなじむ場合があります。フレームの軽さや縁の有無だけで選ばず、横から見た厚み、付け根の高さ、耳までの形を、かけた状態で比べてください。

かけ心地やデザインも含めた選び方は、メガネ選びの基本で紹介しています。

サイズ表記だけで髪との相性を判断しない

テンプル内側などのサイズ表記は、レンズ幅、ブリッジ幅、テンプルの長さを確認する手がかりになります。ただし、その数字だけで横の厚みやカーブ、髪に触れる位置までわかるわけではありません。

今のメガネが窮屈だからといって、レンズ幅の数字だけを大きくすればよいとも限りません。表記の読み方はメガネのサイズの見方を参考にし、店舗では実際の顔幅と当たり方も確認してもらいましょう。

テンプルの長さが足りず、耳へのかかりが浅いと感じる場合は、テンプルが短いときの確認と調整方法も参考にしてください。

参考サイト:JINS|メガネのサイズ・重さ

試着では、髪を戻した状態まで確認する

試着のために髪をすべてよけた状態と、いつもの髪型に戻した状態では、見た目が変わることがあります。スタッフにかけ具合を見てもらったあと、普段どおりの毛流れでも確認しましょう。

  • テンプルの付け根や耳の手前で、横髪が大きく押し出されていないか。
  • 耳掛けと肌の間に髪を挟まず、安定してかけられるか。
  • こめかみや耳の後ろに、強い圧迫や痛みがないか。
  • 正面だけでなく、横・斜めから見ても好みの仕上がりか。
  • かけ外しや普段の動作をしたあとも、無理なく髪を整えられるか。

髪を下ろす日と結ぶ日があるなら、両方の状態を比べると選びやすくなります。見た目とかけ心地のどちらかを我慢するのではなく、調整できる範囲も聞きながら候補を絞っていきましょう。

まとめ

メガネで横髪が浮くときは、テンプルと髪の重なり、フレーム幅、耳へのかかり方を確認しましょう。細い・軽いフレームなら必ず解決するわけではなく、髪の長さや流れ、かけ外しの動作も関係します。

まずは両手でかけ直し、耳掛けに髪を挟まず安定させてから、横髪を整えてみてください。圧迫や痛みもある場合は、髪型だけで対処せず、眼鏡店でフィッティングを相談しましょう。スタイリング剤や熱はメガネに当てず、カットの相談には普段のメガネを持参すると伝えやすくなります。試着では正面・横から見た仕上がりとかけ心地を確かめ、自分の髪型に合う一本を選びましょう。

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