ゲームではコンタクトレンズとメガネのどちらがよい?目の乾燥・疲れ対策

「対戦中に目が乾いてくる」「メガネだとヘッドセットが当たる」。ゲームをするときの見え方には、普段とは違う悩みもあります。コンタクトレンズとメガネのどちらを選ぶか、迷う方もいるのではないでしょうか。

フレームが気にならないコンタクトレンズにも、目にレンズをのせずに使えるメガネにも、それぞれ特徴があります。ただし、ゲーム向けの製品に替えるだけで、乾燥や疲れを防げるわけではありません。 目の状態に合った矯正と、画面を見続けない工夫を一緒に考えることが大切です。

この記事では、ゲーム中に目がつらくなる理由、コンタクトレンズとメガネの使い分け、プレイ環境の整え方を解説します。途中で休みにくいオンラインゲームでの工夫や、プレイをやめて眼科へ相談したい症状も確認していきましょう。

ゲーム中に目が乾く・疲れるのはなぜ?

画面に集中していると、瞬きや休憩を意識しにくくなります。乾燥と目の疲れは重なることもありますが、原因が同じとは限りません。「いつ、どんな症状が出るか」を整理すると、見直すポイントがわかりやすくなります。

画面を見つめると瞬きが減り、涙が蒸発しやすくなる

涙は目の表面をうるおし、なめらかに保つ働きをしています。画面をじっと見て瞬きが減ると、涙が蒸発しやすくなり、乾きやゴロゴロ感につながります。日本眼科医会も、画面作業中の瞬きの減少をドライアイに関係する要因として挙げています。

コンタクトレンズを使っている人では、レンズの装用も乾燥に関わります。序盤は気にならなくても、プレイを続けるうちにかすんだり、レンズの存在を強く感じたりする場合があります。ただし、かすみをすべて「乾いただけ」と判断するのは避けましょう。

体感に変化があったら、次の試合まで我慢するより、まず画面から目を離してください。乾きや違和感が続くときは装用を中止し、眼科に相談しましょう。

参考サイト:日本眼科医会|パソコンと目
参考サイト:National Eye Institute|Dry Eye

見る距離・度数・姿勢も目の疲れに関係する

近い画面を見続けることに加えて、度数が合っていないメガネやコンタクトレンズも、目の負担の原因になります。遠くの標識が見えることと、手元のゲーム画面を楽に見られることは、同じではありません。

たとえば、小さな文字を読むために毎回前のめりになるなら、まず文字の表示サイズや画面の位置を見直してみましょう。それでも見づらい場合は、自己判断で度数を強くするのではなく、眼科で相談してください。その際は、テレビ・モニター・スマートフォンのどれを使うか、目から画面までどの程度離れているかを伝えると、普段の見え方を説明しやすくなります。

疲れが休んでも回復しない、頭痛や見え方の不調を繰り返すといった場合も、プレイ環境だけの問題と決めつけないことが大切です。

参考サイト:日本眼科医会|パソコンと目

ゲームではコンタクトレンズとメガネのどちらがよい?

どちらか一方を、すべてのゲームやプレイヤーに勧めることはできません。見え方に加えて、目の乾き、装用時間、ヘッドセットとの相性などを踏まえて選びましょう。普段はコンタクトレンズを使っていても、自宅ではメガネに替える方法があります。

見え方と扱いやすさの違いを比べる

コンタクトレンズはメガネのフレームが視界に入らず、鼻や耳にフレームをかけずに使えます。一方、メガネはコンタクトレンズを外した状態で視力を補える点が特徴です。下の表は、使い分けを考えるための比較であり、どちらが勝ちやすいかを示すものではありません。

比べる点コンタクトレンズメガネ
フレーム・装着感フレームはないが、乾燥などでレンズの違和感が出ることがある鼻や耳への当たり、フレームの位置が気になることがある
ヘッドセットとの併用メガネのつるとの干渉はないヘッドセットがつるを押す場合は、フィットの調整が必要
目が乾くとき装用を中止してメガネに切り替えられる準備が必要コンタクトレンズを外して使えるが、画面を見続ける対策は必要
使用後の管理交換期限と装用時間を守り、種類に応じたケアが必要レンズの汚れやフレームのゆがみなどを確認する

メガネの圧迫感は、コンタクトレンズに替える前に、メガネとヘッドセットのフィットを調整して改善できないか確認する方法もあります。見えづらい位置にずらして使い続けるのではなく、購入店などへ相談しましょう。

コンタクトレンズの基本的な使用上の注意は、以下の資料でも確認できます。

参考サイト:日本コンタクトレンズ協会|正しい使い方

長く遊ぶ予定なら、先にメガネへ替える選択も

仕事や学校で一日コンタクトレンズを使った後にゲームを始めるなら、ゲーム中だけでなく、その日全体の装用時間を考えましょう。「ゲームは一時間だけだから」と思っても、朝からの装用は続いています。

眼科から指示された装用時間を超えそうな日や、すでに乾きを感じる日は、先にレンズを外すことを検討してください。メガネを使える状態で用意しておけば、途中で外したくなったときにも対応しやすくなります。ワンデーは一度外したら再使用せず、交換型レンズは指定された方法でケアします。

ただし、メガネに替えれば休憩なしで遊んでよいという意味ではありません。休んでも不調が残る日は、プレイそのものを切り上げることも必要です。装用時間や生活環境を含めた乾燥対策は、コンタクトレンズで目が乾く原因と対策も参考にしてください。

参考サイト:日本コンタクトレンズ協会|正しい使い方

目に負担をかけにくいゲーム環境を整える

レンズ選びだけでなく、画面と部屋の明るさ、見る距離、空調にも目を向けてみましょう。以下は、情報機器を使う際の公的な指針などを参考に、ゲーム環境を確認するために整理したポイントです。

画面に近づく前に、位置や文字の大きさを見直す

厚生労働省の情報機器作業のガイドラインでは、目とディスプレイの距離をおおむね40cm以上確保し、画面の上端を目の高さとほぼ同じか、やや下にすることが示されています。これは職場の作業管理の目安であり、あらゆるゲーム機に共通する安全距離ではありません。

卓上モニターで遊ぶ場合は、この考え方を参考に、楽な姿勢で画面全体を見られる配置を探しましょう。スマートフォンや携帯ゲーム機では、文字を追うために顔を近づけ続けていないかにも注意してください。表示設定で文字や情報の大きさを変えられる場合は、先に調整してみるとよいでしょう。

テレビの大きさやゲームの表示内容によっても見やすい距離は変わります。一定の距離にこだわって見づらさを我慢するのではなく、画面の設定と自分の見え方を合わせて確認してください。

明暗差・映り込み・顔に当たる風を確認する

暗い部屋で明るい画面だけを見たり、窓や照明が画面に映り込んだりすると、見づらさにつながります。画面の明るさを一律に最低にするより、部屋との明暗差や映り込みを調整することが大切です。

乾燥が気になるときは、エアコンや扇風機の風が顔へ直接当たっていないかも確認しましょう。必要に応じて室内の加湿を考える方法もありますが、空調を整えるだけで目の不調が治るわけではありません。

確認する場所見直しのポイント
モニター・椅子前のめりにならず、見上げ続けない位置に調整する
文字・ゲーム内の表示小さな文字を読むために顔を近づけるなら、変更可能な表示設定を確認する
照明・窓部屋と画面の極端な明暗差を避け、映り込みは位置やカーテンなどで調整する
エアコン・扇風機風向きや座る位置を変え、顔への直風を避ける

参考サイト:厚生労働省|情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン
参考サイト:National Eye Institute|Dry Eye

対戦の合間に休憩を入れるには?

「区切りがついたら休もう」と思っていても、続けて次の試合に入ると、休みどきを逃しがちです。始める前に休止のタイミングを決め、画面から目を離す時間をつくりましょう。

短い休止と、席を離れる休憩を組み合わせる

厚生労働省の前述の指針では、連続作業が一時間を超えないようにし、次の連続作業までに10〜15分の休止を設け、その間にも一〜二回程度の小休止を入れる考え方が示されています。

ゲームにそのまま適用する義務や「一時間までは休まなくても安全」という基準ではありませんが、休み方を考える参考になります。一試合が終わったら一度画面から目を離す、次の対戦を始める前に少し遠くを見る、一定の区切りでは席を離れる、といったルールを決めておくと実行しやすくなります。

休憩中もスマートフォンで攻略情報や動画を見ていると、画面を見続ける時間が延びます。別の端末に替えるだけでなく、目を画面から離す時間にしてください。短い待ち時間には、ゆっくり瞬きをすることも意識してみましょう。

参考サイト:厚生労働省|情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン
参考サイト:日本眼科医会|パソコンと目

オンラインゲームは始める前に休める予定を組む

途中退出が難しいゲームでは、プレイ中に休憩を思い出すより、参加前に予定を決めるほうが取り入れやすいでしょう。以下は、休憩を忘れないための実践例です。

  1. 始める前に、目の違和感と、その日すでにレンズを装用した時間を確認する。
  2. 一緒に遊ぶ人には、試合の間に休憩を入れる予定を伝えておく。
  3. 終了時刻や休憩の通知を設定し、対戦が終わっても自動的に次へ進まない。
  4. 休憩ではスマートフォンも置き、画面から離れる。
  5. 乾きや見え方の不調が出たら、予定の区切りを待たずに中止する。

何試合で休むかだけを決めると、延長戦などで予定以上に長くなる場合があります。試合数と一緒に、実際に経過した時間も確認してください。ここで挙げた手順は運用の一例であり、すべて守れば症状が出ないというものではありません。

乾燥が続くときはレンズや目薬だけで解決しようとしない

休憩や環境調整をしても不調が続く場合は、目の状態や矯正方法を確認する必要があります。「ゲーム用」「高保湿」といった商品表示だけで判断せず、診察で相談しましょう。

ゲーム向けの機能より、目に合う処方と使い方を優先する

コンタクトレンズの種類を変えたいときは、目の状態やレンズの適合を眼科で確認してください。酸素を通しやすい素材やワンデーを選べば、長時間のゲームでも乾燥や疲れを防げるとは限りません。ブルーライトカットなどの機能がある製品でも、装用時間や休憩の管理は必要です。

受診時は「乾きにくいレンズがほしい」だけでなく、普段の装用時間、ゲームをする時間帯、症状が出るまでの経過を伝えましょう。コンタクトレンズを使わない時間の見え方も含めて、メガネとの使い分けを相談できます。

パソコン作業も含めたレンズ選びの考え方は、パソコン作業中のコンタクトレンズと目の乾燥対策で詳しく解説しています。

参考サイト:日本眼科医会|コンタクトレンズについて
参考サイト:日本コンタクトレンズ協会|正しい使い方

目薬は使える条件を確認し、装用時間を延ばす手段にしない

乾きが気になるときに目薬を使う場合は、装用中のレンズに対応しているか、使用回数などの注意点を確認してください。処方されている目薬は医師の指示に従い、市販薬で迷う場合は薬剤師や眼科に相談しましょう。

目薬をさして一時的に楽になっても、指示された装用時間を延ばしてよいわけではありません。何度も点眼しながらプレイを続ける状態なら、休止や装用中止を含めて使い方を見直してください。画面を見ると疲れる原因や対処については、コンタクトレンズでパソコン作業をすると目が疲れる原因と対策も参考になります。

参考サイト:日本コンタクトレンズ協会|正しい使い方

痛み・充血・急な見えにくさがあればプレイを中止する

コンタクトレンズの装用中に次のような異常が出たら、ゲームをやめてレンズを外し、速やかに眼科へ相談してください。自分で乾燥と傷や感染症を見分けることは困難です。

  • 目が痛い、強いゴロゴロ感がある
  • 充血や涙がいつもより目立つ
  • かすみや見えにくさが急に出た
  • 光をまぶしく感じるなど、普段と違う症状がある

「試合が終わるまで」「一晩寝れば」と先延ばしにせず、強い痛みや急な視力低下がある場合は、早急に受診できる医療機関へ連絡しましょう。レンズを外せない場合も、無理に引っ張らず眼科に相談してください。

また、ゲーム後にコンタクトレンズをつけたまま眠らないようにしましょう。夜更かしして着脱やケアがおろそかになりそうな日は、早めに切り上げるか、開始前にメガネへ替えておくと管理しやすくなります。

参考サイト:日本眼科医会|コンタクトレンズについて
参考サイト:National Eye Institute|Dry Eye
参考サイト:日本コンタクトレンズ協会|正しい使い方

まとめ

ゲーム中のコンタクトレンズとメガネは、フレームの当たり方だけでなく、目の乾きや一日の装用時間も踏まえて使い分けましょう。コンタクトレンズが合っていても、画面を見続ければ不調につながることがあります。

見やすい画面の位置、部屋との明暗差、顔に当たる風を確認し、対戦の合間には画面から目を離す時間をつくってください。オンラインゲームでは、始める前に休憩と終了の予定を決めておくと実行しやすくなります。

メガネや目薬への切り替えだけで無理を続けず、乾燥や疲れを繰り返す場合は眼科で相談しましょう。痛み・充血・急な見えにくさがあるときは、プレイとレンズの使用を中止し、速やかな受診につなげることが大切です。

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